「耐候性大型土のう積層工法」
設計・施工マニュアル改訂に関して

令和4年6月15日に耐候性大型土のう基準委員会より、『「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル』耐候性評価方法の変更にともなう留意事項にて公示されましたように、[第2回改訂版]としてマニュアルが改訂されました。

【改訂理由について】

本マニュアルでは、土のう袋の生地及び吊りベルトの耐候性の評価を、促進耐候性試験(JIS B 7753;サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験)で評価を行っていましたが、1年経過後の一部の吊りベルトに破断する事象が起きたことから、マニュアルにおける耐候性の性能評価の考え方について再検討を行い、マニュアルを改訂することになりました。

1. 「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル[第2回改訂版](以下、第2回改訂版)の改訂

(1)耐候性大型土のう基準検討委員会が開催され、マニュアルの性能評価方法が変更になっている。
(2)改訂された新評価方法、基準は(一財)土木研究センターのホームページで公表されている。

2.マニュアル改訂に伴う製品の販売時期

(1)改訂マニュアル(新基準)対応品
改訂された性能評価基準に基づき合格した製品は、「性能証明書」が発行される。
性能証明書を取得した製品は、販売可能となる。

※[第2回改訂版]性能証明取得製品については、「耐候性大型土のう性能証明(第2回改訂版)」取得製品一覧を参照ください。

(2)従前マニュアル(旧基準)対応品
改訂された性能評価方法、基準が(一財)土木研究センターのホームページで公表され施行開始になると、一定の期間が経過した時点で「耐候性大型土のう性能証明<証明有効期間3年>取得製品一覧」から旧基準の製品は削除される。

3.耐候性大型土のうの要求性能の主な変更箇所

(1)生地及び吊りベルトの耐候性評価
耐候性の評価はサンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機から屋外暴露試験に変更し評価する。

【評価方法】

耐候性について、サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機による促進暴露試験によらない屋外暴露試験を実施して評価を行う。

※主な変更箇所については、「耐候性大型土のう」に要求される性能を参照下さい。

旧基準:試験方法⇒サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機(促進暴露試験)
新基準:試験方法⇒屋外暴露試験

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